剣士の心得
教室内での心得
来室時の礼儀
道場に来たら、靴(くつ)をそろえてあがり、神前に一礼をして入室します。
役員が出席の確認をしているので、正座をして一礼し、学年と名前を言ってください。兄弟で通っている場合も、必ず一人ずつ出席確認します。遅れてきた場合でも忘れずに役員に出席の報告をしてください。
道場内の清掃
準備運動の前に道場の床をきれいにします。
早めに来て率先(そっせん)して掃除をしましょう。
見取り稽古について
ケガなどで稽古が出来ないときでも、見取り稽古に来ましょう。見取り稽古中は、正座かあぐらを組んで姿勢を正してください。他の人の稽古を良く見て研究しましょう。
見取り稽古は出席あつかいとなりますが、ゲームをしたり、本を読んでいたりしている場合は、見取りをしていないことになり、欠席と同じことです。
残り稽古について
防具をつけたら積極的に残り稽古に参加しましょう。週一回の稽古です。少しでも余計に稽古を積みましょう。
上級生は下級生の手本に
上級生は下級生の手本となるように行動しましょう。上級生らしい良い態度をとること、下級生もその姿のまねをします。ふざけた態度でいると、その悪い態度もまねされてしまいます。
良い手本となるよう、意識をして行動しましょう。
保護者が子ども達の手本となるのは言うまでもありません。
6年生の心得
6年生は号令当番があります。当番の日は少し早めに来るよう心がけましょう。大きな声で号令をかけましょう。
下級生は6年生になったとき困らないように、準備体操の順番や号令のかけ方を6年生を見て学びましょう。
対外試合での心得
勝ち負けよりも
当教室では、勝ち負けよりも剣道を楽しむことを重視していますが、はじめから負けても良いというわけではありません。しっかり稽古を積んで、基本に忠実な『捨て身』の剣道を心がければ、勝負にも勝てるようになります。そして、なによりも礼儀で負けるようなことがあってはいけません。
支度をきちんとしよう
試合中に防具のヒモがゆるんだり、ほどけたりすると大変危険です。試合も中断され、試合相手にも審判の方にも迷惑をかけます。試合前は特に念入りにヒモがゆるんだりしていないか確認しましょう。試合中は自分でヒモを直さなければなりません。ひとりでヒモが結べないことがないよう、普段からひとりで防具をつけられるようにしましょう。
出欠席の連絡
あらかじめ不参加が分かっている場合は、早めに役員への欠席の連絡をしてください。特に当日急きょ欠席となった場合、連絡を忘れずにお願いします。
出席確認について
集合場所についたら出席の確認をします。
普段の稽古と同じように、必ず本人が出席の連絡を役員にしてください。
解散について
特別に試合会場に残る理由がなければ、自由解散となります。
帰る時は必ず役員に声をかけてから帰ってください。
竹刀や防具(剣道具)の扱いの心得
竹刀の扱いについて
竹刀は本物の剣と同じように扱います。
鍔(つば)鍔止め(つばどめ)を付ける時、立ったまま付けるのではなく、正座をしてつけます。しっかり付けるために、剣先を床に当て体重をかけて付ける、ということはしてはいけません。
割れたり、ささくれた竹刀は危険です。手入れをしっかりおこない、試合に出るときは予備の竹刀を必ず準備しましょう。
胴衣(胴着)の扱いについて
正しい着装は、剣道の基本のひとつです。
正しい着装をいつも心掛けましょう。
防具の扱いについて
防具の扱い、着用の仕方は、先生から直接指導があります。
指導は保護者同伴で必ず受けて下さい。
防具は正座をして『防具に一礼』してから着けます。ヒモがほどけたり、ゆるんだときも、正座をして直します。立ったまま着用することは無礼なことです。常に正座をすることを意識しましょう。
道具は自分の身を守るものです。大切に扱いましょう。